2018年9月24日
2018年9月24日付 第2994号
1面
自民党■人口急減地域対策議連 絶滅危惧自治体に財政支援
有求倍率6倍超の地域も 人手不足は一段と深刻
議員立法での救済法目指す
自民党の人口急減地域対策議連(会長=細田博之衆院議員)は12日に第6回総会を開き、次の臨時国会にも「人口急減地域における地域づくり人材の活躍推進法案」を提出して成立を目指す方針を確認した。19日の次回会合で正式に決める。自民党の総裁選は地方創生が最大テーマ。しかしこれを細田氏は「地方創生はよいモデルづくりに陥りがち」と述べ、このまま「見捨てられ自然死する自治体をつくってはいけない。この法律は(逆の)不平等を前提にしており、閣議決定で対応できず、議員立法で提出する」と説明した。
2面(総合)
【KEYパーソンに聞く】 共栄火災 助川 龍二 社長
「次に向けた芽」実感 FDは「常に見直すもの」
復配ステップに次のステージに向け収益基盤固める
トップ就任から1年あまり。来年度から新中期経営計画が始まる共
栄火災の助川龍二社長は「風土改革が進み、次に向けた芽が出ている
」と実感する。復配を果たしたことをステップに次のステージに向け
て、将来の収益基盤をさらに強固にしたいという。
栄火災の助川龍二社長は「風土改革が進み、次に向けた芽が出ている
」と実感する。復配を果たしたことをステップに次のステージに向け
て、将来の収益基盤をさらに強固にしたいという。
3面(総合)
地域金融で採用続々 後見支援預金
信用金庫が先行
顧客の高齢化対応として、後見支援預金を取り扱う地域金融機関が増えている。預金の使い込みなど後見人の不正行為が社会問題化したことが背景にある。後見支援預金は、顧客の大事な財産を守っていくのと同時に、預金の流出を防ぐ戦略的な目的もあり、昨年から信用金庫や信用組合など協同組織金融機関を中心に導入が広がっている。
4面(大手行・証券・保険)
ユーザー向けイベント開催 三菱UFJ信託
「Python Global Meet up」
高ITスキル人材にコネクション
AI(人工知能)というキーワードとともに、プログラミング言語Python(パイソン)の名を耳にすることが増えた。グーグルやマイクロソフトでもAIの開発やビッグデータ活用で使われ、日本国内でも急速に浸透している。三菱UFJ信託銀行は14日、パイソンユーザー向けにイベントを開催した。IT技術者に同行の取り組みを広く訴求する場にもなった。
5面(ノンバンク・ICT)
不動産金融を強化 ハウスドゥ
リバースモーゲージ 大光銀と地域銀初提携
不動産事業を手広く手がける東証一部上場のハウスドゥ(京都市)が不動産金融事業を伸ばしている。売買など不動産流通からストック型の収益構造への転換をけん引するのは超高齢社会の到来で高まる保有不動産の運用ニーズには金融機関向けのリバースモーゲージ。21日には大光銀行と地域銀行で初めて提携した。
6面(地域銀)
受付係は「アバター」 大垣共立銀
窓口業務に活用、銀行初 接客ノウハウ蓄積へ
【名古屋】受付係ではなく「アバター」が用件をうかがいます—。大垣共立銀行はこのような実証実験をテラッセ納屋橋支店(名古屋市中区)で19日から始めた。同支店内にはオペレーター担当の行員が待機しており、相談などに訪れた顧客をオペレーターと通信回線で結んだアバターを介して的確に誘導する。3カ月間の検証を通じて金融機関での接客ノウハウ蓄積。将来的には行員がどこからでも顧客対応できる姿や、AI(人工知能)を活用した自動対応の実現を目指す。
7面(信金・信組)
オリガミと資本業務提携 信金中金
信金取引先をキャッシュレス化
信金中央金庫(信金中金)はスマートフォン上でキャッシュレス決済サービスを提供するOrigami(オリガミ、東京・港)と14日に資本・業務提携を結んだ。オリガミのQRコード決済「Origami Pay」(オリガミペイ)と全国261の信用金庫口座と紐づけることで、キャッシュレス時代の新たな信用金庫のビジネスモデル構築を支援する。
8面(文化)
【Runner】 愛知県信用保証協会
女性創業者支援のチーム〝アイリス〟
増える「社会貢献型に応えたい」
「架け橋」3年目の熱意
【名古屋】さかのぼること2年前、愛知県信用保証協会内に女性職員だけで固めたチームが編成されました。その名称は「アイリス」。
愛知県内の女性の創業予定者や起業家に対し、女性ならではの視点を生かした、きめ細かなサポートを行う8人の精鋭隊です。情報が集まる公的機関の立場を生かし、アイリスがハブとなって地域金融機関などと連携した活動や活躍の場を広げています。愛知県は各種の経済指標で全国的に優位にありますが、このトレンドを維持・進展させていく一助として、3年目に入るアイリスの役割は日増しに大きくなっていると言えそうです。
愛知県内の女性の創業予定者や起業家に対し、女性ならではの視点を生かした、きめ細かなサポートを行う8人の精鋭隊です。情報が集まる公的機関の立場を生かし、アイリスがハブとなって地域金融機関などと連携した活動や活躍の場を広げています。愛知県は各種の経済指標で全国的に優位にありますが、このトレンドを維持・進展させていく一助として、3年目に入るアイリスの役割は日増しに大きくなっていると言えそうです。