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2014年7月14日

2014年7月14日付 第2804号

〈1面〉保険証との一元化 マイナンバーカード
 
 自民党IT戦略特命委員会マイナンバー利活用推進小委員会(委員長=平井たくや衆院議員)は2日の会合で提言のとりまとめを行い、その後の会見で「システム以前にマイナンバー(カード)が普及するかが不安。普及しなかった(住基カードの)反省を踏まえ、普及させるべく、ありとあらゆることをする。カードに健康保険証機能を集約することを念頭に2020年には1億枚の発行を実現したい」と説明した。
 
〈2面〉与党軽減税率聴取始まる

 自民・公明両党は8から消費税軽減税率の業界聴取に入った。8日と9日に20団体、15日に9団体、29日に14団体、8月29日に3団体の合計46団体から聴取する。皮切りになった8日の経団連からの聴取の冒頭に野田毅会長(自民)と斉藤鉄夫会長(公明)はそれぞれ次のあいさつを行った。
 野田氏「与党案ではいろいろなパターンを示した。幅広く考え方を聞き、最終判断したい。要請や示唆もあろう。謙虚に整理したい」。斉藤氏「昨年の大綱でわれわれ公明党は、消費税10%時に軽減税率の導入を検討すると決め、6月5日に8パターンと4パターンを示した。(最初に聴取する)経団連は3度目、その前提のもとに意見を聞きたい」。
 
〈3面〉大手証券 リテール店増設に動く

 大手証券がリテール店舗の増設に動いている。立地はターミナル駅、富裕層や資産形成層が多い地域など、さまざま。最近は息切れ感があるものの市況の好転や少額投資非課税制度(NISA)の導入により、個人投資家層のすそ野の広がりに期待が集まっている。相続対策へのニーズも高い。そこで各社はウェブサイトの充実とともに、じっくりと相談もできる身近な拠点を開設することにより、顧客基盤の拡大を狙っている。
 
〈4面〉京葉銀 店舗投資ほぼ完了
 
 京葉銀行は7日、千葉県習志野市奏の杜に津田沼支店を新築移転し、営業を開始した。JR津田沼駅南口に位置する奏の杜地区は現在、区画整理が進み、今後の発展が期待されているため、同行では新たな資金需要を見込む。ただ、開店セレモニーに出席した同行の小島信夫頭取は「これで店舗投資はほとんど完了する。今後は主にITと人材育成に力を入れる」と語り、これまで積極的だった同行の店舗投資が一段落したとの考えを示した。
 
津田沼支店新築開店でテープカットをする京葉銀行の小島信夫頭取(右から3人目)
 
〈5面〉「虎ノ門支店」オープン 西武信金 港区に初出店

 西武信用金庫(本店=東京都中野区)は8日、港区では初出店となる「虎ノ門支店」をオープンした。虎ノ門ヒルズのお膝元に立地し、店内は相談ブースを多く取り入れて、ゆっくり相談ができる環境を特長としている。店舗の位置づけを「東京都心部のキー店舗」として課題解決型営業を展開していく考えだ。
 
〈6面〉櫻田損保協会長 就任会見

 日本損害保険協会の櫻田謙悟新会長(損保ジャパン社長)は1日、協会内で会見し所信を表明した。第6次中期基本計画の最終年度として総仕上げにあたる。一方で自然災害の多発、超高齢社会など業界を取り巻く環境は激変している。第7次中計の策定を見据えて協会として課題を整理。複雑化、高度化するリスクに対し時代に即した利便性の高い商品やサービスを提供していきたいという。
 
〈7面〉三菱UFJニコス 井上治夫社長インタビュー

 三菱UFJニコスの新トップに就いた井上治夫社長は「信頼」「進取」「共感」の3つのキーワードを掲げ、2020年に向けてのこれからの大きな変革をビジネスチャンスと捉える。「社会インフラである決済を担う企業として信頼を何よりも重視。これからのキャッシュレス時代をリードしていきたい」と意気込む。
 
〈8面〉Runner 大阪セキュリティーズ

 【大阪】ミュージックセキュリティーズ(代表取締役=小松真実)は、音楽に関わる権利を中心とした知的財産の証券化と証券化を通じて形成された投資家・顧客コミュニティとの連携しマーケティングプロモーション業務を展開する。東京本社をはじめ全国に西日本支社、熊本支店のほか、2014年6月に発足したばかりの札幌支店を含めて4拠点がある。このうち西日本支社は大阪梅田のグランフロント大阪にオフィスを構える。
 
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