2018年8月27日
2018年8月27日付 第2990号
1面
争点化するかアベノミクス 自民党
早くも総裁選後の人事
自民党は21日に開いた選挙管理委員会で自民党総裁選の日程を9月7日告示、20日投票日と決めた。総裁選は石破茂元幹事長(61歳)と安倍晋三首相(63歳)との一騎打ちになるとみられているが、投票は自民党所属議員と自民党員に限られる。議員票は派閥単位の影響が大きい、また、党員票も2年間遡って資格が問われるため、一般の世論調査の評価と違ったものとなる。
2面(総合)
【対談】 飯能信用金庫 松下寿夫常勤理事 ✖ SBI生命保険 渡邊洋介取締役
「全疾病保障団信」順調な滑り出し すそ野広げ〝三方良し〟の関係に
住宅ローン獲得競争が激化する中、団体信用生命保険での差別化がフォーカスされている。地域金融機関の中で先陣を切り、全疾病保障型団信でSBI生命と手を結んだ飯能信用金庫(埼玉県飯能市)の松下寿夫常勤理事とSBI生命の渡邊洋介取締役は、団信を皮切りに関係をより深化させよう、と語り合う。
3面(総合)
旅行で顧客と関係深める 東京シティ信金
参加者右肩上がり 自ら下見し魅力発見
顧客とどのようにして信頼関係を結ぶかは、各金融機関の腕の見せ所。顧客を集めた団体旅行に各信用金庫が取り組むなか、東京シティ信用金庫(東京・中央)では旅行会社と協力し、工夫を凝らした旅行プランを組み立てている。参加者を魅了する秘訣について聞いた。
4面(大手行・証券・保険)
浜松町の再開発で先陣 日本生命
資生堂ジャパン、9フロアに入居
日本生命が27日、都内にインテリジェンスビルを竣工した。浜松町周辺エリアでは開発事業が着実に進み、ここ10年かけて大きく発展が見込める。保険契約者利益の観点からビルオーナーとして長期、安定的な運用収益を見込む。メーンテナントは資生堂ジャパンで9フロアに入居する予定だ。
5面(地域銀)
営業店の事務効率化へ 荘内銀
「クイックカウンター」で検証
荘内銀行が営業事務改革に乗り出している。営業店の業務効率化を目的に、山形市の営業店に、ハイカウンターにセミセルフ端末を併設した「クイックカウンター」と呼ぶ新たな設備を導入した。効率化で営業店事務を減らし、浮いた時間を営業に振り向けるのが狙い。将来の少人数店舗の導入に向けた可能性を探る意味合いもある。
6面(信金・信組)
市営住宅建て替え事業に参加 全国初PPP方式で 枚方信金
20年目標、民間賃貸含む80戸
【大阪】枚方信用金庫(大阪府枚方市)は大東市が進めるPPP(公民連携)を活用した公営住宅の建て替え事業への参画を決めた。総事業費を単独で融資する。庁舎や図書館など公共施設の建設・運営に民活を導入するケースはあるが、市営住宅では全国で初めて。
7面(特集)
「しんくみの日」9月3日 日頃の感謝を込めて
信用組合の存在を世間にアピールする9月3日の「しんくみの日」が目前に迫ってきた。1日からの一週間を「しんくみの日週間」と定めて地域への貢献活動や店内ロビー展など、日ごろの感謝を込めたさまざまなイベントが全国で繰り広げられる。2002年に制定されてから今年で16年。人口減で地域経済の衰退が懸念されるなか、地域社会との交流を深めるうえでも良いきっかけになる。活性化に向けても積極的に活用したいところだ。
【北海道・東北】 北央信組、秋田県信組
献血や寄付で存在アピール 子ども向けの金融教室も
【関東・甲信越】
塩沢信組 免許返納者にタクシーチケット
相愛信組は季節の花を配る
【東京】
共立信組 高校にエコキャップ
大東京信組 地元の祭りに進んで参加
【東海】 愛知県中央・豊橋商工・愛知商銀
「しんくみATMP」 メンバー変更後、初の合同清掃
【近畿・中国・四国】
献血や掃除のボランティア 各地で奉仕活動に汗
【九州】
とびうめ信組 元職員のサボテン配布
福岡県南部信組 カーブミラーを美化 年に一度、事故防止に役立てる
8面(文化)
【Runner】 OKI
大阪でプライベートフェア、700人超が来場
金融機関の悩み、解決に一助 参考出展の生体認証取引とは?
吉岡支社長「顧客選別が進む」
【大阪】情報機器大手のOKIが7月24日、25日に大阪で展示会を開いた。金融や流通、インフラなど同社の先端ソリューションを一目見ようと2日間で700人を超える来場者が足を運んだ。話題のAI(人工知能)やIoT技術を活用した製品の前では多くの人が立ち止まり、担当者から熱心に説明を受けていた。長引く超低金利で金融機関の体力低下が叫ばれる中、店舗や事務の省力化は避けて通れない。OKIは金融業のこの先をどう見据えているのか。