日立コンサルティング
仲 勇 シニアディレクター
2017年4月10日付 第2929号
「使い分け」と「見極め」を 自在な組み替えが成功の鍵
日立コンサルティングが、金融分野特化のコンサルティング部門を立ち上げてから1年が経過した。仲勇シニアディレクターは「金融もニーズに応じて事業の自在な組み替えが必要」という。
―メガバンクや証券の顧客が中心か。
基幹システムなどでお付き合いのある大手金融機関のほか、フィンテックへの注目や金融サービスの多様化で保険や新形態銀行なども増えた。
―フィンテックの定義は。
言葉通り金融関連の技術だが、バズワードになっている。ブロックチェーンやAIに代表される「革新的なITテクノロジー」と、家計簿アプリのような「新規性のあるサービス」に切り分けて捉えている。前者はオペレーション改善につながり汎用的。後者は自前でなくオープンAPI基盤などで既存サービスと提携、連携して、新たな付加価値を創出する。
・・・続きは紙面に掲載