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2016年8月22日

2016年8月22日付 第2900号

1面

第3次再改造内閣
40代起用で新たな流れ 「自民から自民へ」
 長期政権の定着で党内に「将来論」
 
 第3次安倍再改造内閣が3日に発足、5日の副大臣と政務官人事で内閣の顔ぶれが確定した。これを受け、自民党は3日に谷垣禎一幹事長の後任に二階俊博総務会長を充てるなど党幹部人事に入り、総務会長に細田博之氏、政務調査会長に茂木敏充氏、選挙対策委員長に古屋圭司氏、国対委員長に竹下亘氏を起用。9日には15人のベテラン議員をまとめる副幹事長の筆頭に西村康稔氏を抜擢した。

2面(地域総合)

「インキュベーションHUB推進プロジェクト」
 東京TYFGの提案採択 東京都
 
 東京都は2016年度の「インキュベーションHUB推進プロジェクト事業」で東京TYフィナンシャルグループ(東京TYFG)と傘下の東京都民銀行、八千代銀行、新銀行東京などの事業提案を採択した。選定された事業者には最長3カ年経費の一部を補助しライフサイクルに応じた創業支援環境を整備していく。

3面(地域総合)

三井住友銀 西日本シティ銀
 10月にデビットカード発行
  カード子会社活用し リテール基盤を拡充
 
 デビットカードを触媒に銀行とクレジットカード会社との連携が本格化しそうだ。三井住友カードは10月に、三井住友銀行と共同で「SMBCデビット」を発行する。カード会社が発行会社(イシュア―)となって、銀行と共同で発行するデビットカードは国内で初めて。西日本シティ銀行も10月に地銀では初
めて、子会社の九州カードとJCBブランドで「NCBデビット」の共同発行に乗り出す。

4面(大手行・証券・保険)

米シリコンバレーで試作品を開発した
AI使い音声で照会業務 みずほ銀
 FB・アマゾンの機能取り込み 米で邦銀初の実験
 
 みずほ銀行は、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)界最大のフェイスブック、世界最大級の通販サイトを運営するアマゾンそれぞれが保有する機能を使った新しいチャネル・コミュニケーションに関する邦銀初の実証実験を、米シリコンバレーで実施した。人工知能(AI)を活用しながら、顧客と対話形式で金融情報を案内するサービスなどの実用化を目指し、利用者の満足度を高める。

5面(地銀)

東海地区2地銀
相次ぎ地域ファンド 長期安定資金で小規模企業応援
 大垣共立銀 IT関連  第三銀 特産品など
 
 【名古屋】東海地区の2つの地銀が相次ぎ地域ファンドを立ち上げ、中小企業を後押しする。大垣共立銀行はIT関連企業を応援し、第三銀行は東海地区を中心に成長が見込まれる幅広い分野を支援する。ともに長期安定資金を供給することで小規模事業者の育成を促すのが狙いだ。

6面(信金・信組)

女性起業家を発掘 ソーシャルビジネス
 愛知県と信金がタッグ
  ビジネスコン開催 地元3信金が後押し
 
 【名古屋】女性のソーシャルビジネス起業家の育成を目指し、愛知県と県内の信用金庫がタッグを組む。ソーシャルビジネスのコンテストを開き、アイデアや事業計画を競い合う。最終的には地域の抱える身近な課題を女性パワーで解決してもらったり、女性の雇用創出につなげたい考え。県の担当者は「ソーシャルビジネスと女性を合わせた事業は全国の自治体でも初めて」(産業労働政策課)と意気込んでいる。

7面(信金・信組)

兵庫県信組 土肥 貴弘 新理事長に聞く
10年後見据え、半期ごと点検
 何をすべきか﹁経営戦略書﹂に落とし込む
 
 【大阪】兵庫県信用組合(本店=神戸市)は6月に開催した総代会後の理事会で、土肥貴弘氏が新理事長に就任した。野﨑弘会長―土肥理事長の新体制のもとで船出したばかりだ。新理事長の考えを聞いた。

8面(文化)

この日の「先生役」は4人の女子留学生
【Runner】 小松川信金 
 英会話教室から産学連携へ 本店近くの大学院留学生が講師
  文化的な情報発信基地に
 
 小松川信用金庫(本店=東京都江戸川区)では、7 月から本店で、希望する職員向けに英会話教室を行っている。講師を務めるのは本店近くにある東北大学国際会計政策大学院の留学生など。楽しく講義が進められ、留学生たちとのふれあいもあり、職員たちにも好評。同信金では、将来的には、地域も巻き込んだ産学連携に発展させたい意向で、今後の展開が注目される。
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