2015年10月26日
2015年10月26日付 第2863号
〈2面〉ゆうちょ規制緩和にクギ 全国信組大会 渡邉会長「容認できず」 法人税引き下げ要求も
全国信用組合中央協会(全信中協)は16日、東京・大手町の経団連会館で52回目となる全国信用組合大会を開いた。全国各地の信用組合の理事長や幹部など335人が一堂に会し華やかな大会となった。麻生太郎・副総理兼金融担当相、黒田東彦・日本銀行総裁、星野剛士・経済産業大臣政務官、大村功作・全国中小企業団体中央会会長が来賓として招かれ、あいさつした。
華やかに開かれた信組大会
〈3面〉「ネット通販」教えます 取引先の販路拡大支援
長野銀 県内5拠店でセミナー 埼玉県信金 楽天市場に続々出店
〈4面〉改正保険業法対応にばらつき 契約過程詳細に記録 顧客の安心「見える化」へ
2014年5月に改正された保険業法が16年度から施行される。保険募集の際に顧客の意向を把握した保険商品の提案や説明を行う「意向把握義務」や複数の保険商品を取り扱う場合には比較の根拠を示し、推奨理由を明らかにする必要がある。契約に至るプロセスも記録として残さねばならない。「保険会社の支援を待つだけの先もある」と金融機関を含め改正法に則った運用への対応には、ばらつきも見られるようだ。
〈5面〉京都府内シェア30%目標 [トップインタビュー] 京都銀 土井 伸宏頭取
個人営業で総合的サービス提供
【大阪】今年6月に就任した京都銀行の土井伸宏頭取。〝広域型地方銀行〞を目指すべく、柏原康夫元頭取、髙﨑秀夫前頭取の路線を踏襲し、第二のステップに突入した。新たなかじ取りを任された土井氏に今後を聞いた。
〈6面〉相続に専用ローン 三島信金 手続き簡素化 需要開拓
三島信用金庫(本店=静岡県三島市)は19日から、相続税納付に伴う資金需要向けの専用ローンの取り扱いを始めた。相続融資は案件の個別性が高く事務手続きに手間がかかり、業務効率の面で改善の余地が大きかった。信販会社が保証することでパッケージ化を実現。事務手続きを簡素化し、顧客利便性も高めた。
〈7面〉於呂支店、天竜スギで装い 浜松信金 窓口終了後もスペース開放
浜松信用金庫(本店=静岡県浜松市)は19日、於呂(おろ)支店をリニューアルオープンした。地元・天竜産のスギやヒノキを内外装に使用した。適切に管理された森林の木材であることを示す国際認証企画「FSC認証材」を全面採用した金融機関の店舗は初めてという。竜と同信金のシンボルマークを模した波型屋根も目を引き、地域の新たなランドマークになりそうだ。
グループ傘下の銀行の顧客にりそなクラブポイントを付与する。通販サイト運営会社や小売業や卸売業の顧客に新たな「B to C」チャネルを提供するなど、グループでは今後新たな展開に期待している。