NTTソフトウェア
ビジネスソリューション事業部 アシスタントマネージャー 阿部 陵治氏
2015年10月5日付 第2860号
情報漏えい対策を実現 最新鋭データ受け渡しツール製品化
ネットワークの異なる端末間の情報受け渡しに便利なUSBメモリーだが、情報の機密性が高いほど、漏えいを防ぐためにUSBメモリー自体の厳格な管理が必要になり、業務効率は低下する。受け渡しツールの「Crossway/データブリッジ」を製品化したNTTソフトウェア・ビジネスソリューション事業部の阿部陵治アシスタントマネージャーは「ユーザービリティーを損なわず、情報漏えい対策機能を実現した」と話す。
―手のひらサイズのBOXに送信側、受信側のPCをつないでデータが受け渡しできる。
すぐ隣にあるPC間でもネットワークが違えば情報の送受信ができない。大抵はUSBメモリーでやりとりをするが、近年、USBメモリーなどの可搬記憶媒体による情報漏えい事件が多発しており、その取り扱いがより慎重、厳重になっている。簡単な情報のやりとりだけでも、金庫にあるUSBメモリーを取り出して使う際には、上長の許可や立ち合いが必要になる。USBメモリーのようにストレスなく使え、セキュリティーにも不安がない製品を求める声が多かった。
―開発の経緯を。
キーパーソン3人、パートナー企業からの人的支援を含め約30人が携わった。ユーザーニーズを洗い出し、課題の落とし込み、実現できるところから積み上げた。データのやり取り手段は非常に大きな課題だったが、最終的にはPCの間に置き、双方をつなげる箱型になった。
・・・続きは紙面に掲載