2024年9月2日
2024年9月2日 第3251号
1面
金融大手3社 トップが座談会 インパクト志向金融宣言
「社会的価値創造は企業の使命」 100年後に良かったと思えるものに
社会変革推進財団(SIIF)が事務局のインパクト志向金融宣言は8月28日、みずほフィナンシャルグループ(FG)と第一生命りそなホールディングス(HD)の各トップを招き、自社のインパクトファイナンスへの取り組みやインパクト志向の意義などをテーマに座談会を開いた。
2面
「技術系の経営かかりつけ医」に 技術経営士の会
”舵取り”を指南 まずは西武信金と
技術経営士の資格を持った大企業の元役員などで組織する言わば「技術系の経営かかりつけ医」。足もとでは西武信用金庫(東京・中野)とともに、同信金取引先経営者の「ふわっとした」課題感について、会話を通じてクリアにすることに注力する。
3面
静岡県公立大学法人と協定 沼津信金
産学連携、加速
沼津信用金庫(静岡県沼津市)は8月26日、静岡県公立大学法人と地方創生に関して連携協定を結んだ。同日、JR沼津駅近くの「ぬましんCOMPASS」(コンパス)内に大学法人傘下の静岡県立大学がサテライトオフィスを開設した。7月には静岡大学がオフィスを置いており、産学連携の拠点としての整備が進む。信金の施設に高等教育機関が相次ぎ拠点を設けるのは珍しい。
4面
デジタル子会社活況 SMBCグループ
社内SUで初の子会社 AI契約書管理 機能強化
三井住友フィナンシャルグループのデジタル子会社のサービス展開が加速している。中小企業のデジタル化支援を手掛けるプラリタウンはフ
リーとインクループを設立。社内スタートアップ(SU)による子会社立ち上げは初だ。SMBCクラウドサインは三井住友銀行と共同開発したAI契約書管理の機能を強化したサービスの提供を開始した。
リーとインクループを設立。社内スタートアップ(SU)による子会社立ち上げは初だ。SMBCクラウドサインは三井住友銀行と共同開発したAI契約書管理の機能を強化したサービスの提供を開始した。
5面
遺言寄付で日本財団と 山田エスクロー信託
信託会社初 拠点網、対応力評価
管理型信託会社の山田エスクロー信託(横浜市)は8月24日、日本財団(笹川洋平会長)と遺贈寄付の推進に関して協定を結んだ。遺贈寄
付とは、個人が遺言によって遺産の全部、一部を公益法人やNPO法人、学校法人などの団体・機関などに寄付することを指す。遺贈寄付分野で信託会社が日本財団と連携するのは今回が初めて。
付とは、個人が遺言によって遺産の全部、一部を公益法人やNPO法人、学校法人などの団体・機関などに寄付することを指す。遺贈寄付分野で信託会社が日本財団と連携するのは今回が初めて。
6面
PIF1号案件を実行 埼玉県信金
関東圏の信金では初 SDGs目標達成へ伴走支援
埼玉県信用金庫(埼玉県熊谷市)は8月22日、ポジティブ・インパクト・ファイナンス(PIF)の第1号案件を実行したと発表した。信金によるPIF案件としては関東圏内で初めてだ。
7面
「認知度向上」へ各地で展開 9月3日しんくみの日
9月3日の「しんくみの日」をはさんだ1日から7日のしんくみの日週間の期間中は、全国規模で業界の存在感をPRする年に1度の取り組みとなる。全国143の信用組合では日ごろの感謝をめたイベントや社会貢献活動が予定されている。業界の課題の1つは社会での認知度向上。期間中の活動を通じて、地元経済を足元から支える地域金融機関としての認識を広めたいところだ。
8面(文化)
【Runner】 松本信金
地元事業者に徐々に浸透
10年に及ぶ事業者支援 環境変化が追い風 新施策も