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2024年8月19日

2024年8月19日 第3249号

1面

 セキュリティ業界活性化 100億円 NCFS
   「兼松ら国内初の特化型ファンド 今秋に機関投資家募る 
 
 兼松と兼松エレクトロニクス、グローバルセキュリティエキスパート(GSX)、ウエルインベストメントを発起企業にサイバーセキュリティファンド1号投資事業有限責任組合(NCFS)を設立した。国内初のサイバーセキュリティ企業への投資に特化したファンド。日本のセキュリティ業界の活性化を促し、対策や人材が圧倒的に不足する国内企業をサイバー攻撃からまもる狙い。今秋から機関投資家向けにファンド参加を募る。


2面

サイバー攻撃に伴走支援 MS&ADインターリスク総研デジタルイノベーション本部
 中小企業に平時からの安心を

 出版大手KADOKAWAへのランサムウェア攻撃などサイバーテロが急増している。悪意あるソフトウエアを仕掛けパソコン内のデータを暗号化して使えないようにし、情報漏洩防止への身代金を支払うよう強要する。印刷・IT関連のイセトーへの攻撃では多くの金融機関が被害を受けた。
 

3面

指標金利の引き上げ 地域金融
 短プラ 70超が見直し 地域性などでばらつき
  
 
 地域金融機関でも短期プライムレートの引き上げが相次いでいる。今月に入り地銀大手行を中心に各地にその動きは広がっており、一部の大手信用金庫も追随した。上げ幅自体は公表した全行・庫で共通するが、業態や体力などを反映し、見直し後のレートには開きがある。地域により発表時期も異なる

4面

筑波大と包括連携 三井住友FG
 経営の高度化やキャッシュレス化 社会変革に貢献


三井住友フィナンシャルグループ(FG)は1日、筑波大学と包括的連携協定を結んだ。大学経営の高度化や新たな共同研究・事業化システムの開発などに取り組む。大学と金融機関の新たな連携モデルを構築し、これを地域はもちろん全国に展開。技術の進展や人材育成、社会変革に貢献することを目指す。


5面


  Web3フューチャー GINCO
  産官学、一堂に 建設的議論展開
ブロックチェーン技術で企業のWeb3事業を支えるGinco(ギンコ、東京・中央)主催の「Web3フューチャー2024」では、産官学の関係者が集結。注目を集めるWeb3の社会実装に向けそれぞれの立場で議論を交わした。
 


6面

相次ぐSDGs施策 肥後銀
 10月にテーマパーク Jクレ流通支援など

九州フィナンシャルグループ傘下の肥後銀行で多方面にわたるSDGs関連施策が相次いでいる。以前から推進している地域の脱炭素化に向けた取り組みに加え、今秋以降、地域のSDGsの意識の喚起や普及を目的としたテーマパークの開設も控えている。TSMCでわきたつ熊本だが、SDGsでも全国をリードしようとする勢いだ。

7面


好事例を僚店間で共有 尾西信金
詳細把握し全体底上げ 対話数でスキル上げる

 
尾西信用金庫(愛知県一宮市)は取引先への経営支援や事業性融資の推進で成果を収めた好事例を僚店間で共有し、自店での運営に生かすことにした。案件を手がけた営業店の現場担当者が経営陣に事例を直接説明し意見を交わす発表会を定期的に開き、内容は全店に還元する。各店での取り組みを細かく把握する機会を通じ、全体の底上げにつなげる。


8面(文化)

【Runner】 中部地域金融
 スタートアップと出会いの場
ものづくり企業に提供 メガ銀・信金交え活発化

 

中部の地域金融機関がスタートアップの事業成長をサポートするイベントを相次ぎ開催している。エリアに集積する製造業との出会いの場を設け、スタートアップが提供するサービスや機能をものづくりに携わる中小企業の生産性向上に生かしてもらう狙いがある。10月に国内最大とうたうスタートアップ支援拠点が名古屋市内に開業するのを控え、起業機運を醸成するプログラム展開も活発だ。スタートアップ支援のエコシステム構築がメガバンクも交えて進む。


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(キンケイ)
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