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2024年6月3日

2024年6月3日 第3240号

1面

北陸応援マルシェ よい仕事おこし実行委
 富山、石川7信金協力 日生のネットワーク 加わる


全国信用金庫で組織するよい仕事おこし実行委員会は5月25、26日の2日間、北陸地区応援プロジェクトの一環として羽田空港そばのイノベーションシティで「北陸応援マルシェ」を開いた。石川県、富山県の名産品や特産品、工芸品が11ブースで販売されたほか、7年前に大地震の被害を受けた熊本県、都内の福島県アンテナショップなども含め15の出展者が並んだ。海産物やます寿し、輪島塗や九谷焼などを目当てに終日、にぎわいを見せた。自見はなこ地方創生担当相、小池百合子都知事もビデオ越しに応援メッセージを送った。同23日には日本生命とも連携協定を結び、ネットワークがより強じん化することになる。
 

2面(総合)

ひろぎんHD、広島銀 役員含め全員活用 Sansan
 成功体験で地域銀に訴求

 Sansan(東京・渋谷)が手がける営業DXサービス「Sansan」の活用をひろぎんホールディングス(HD)と広島銀行の役職員約3000人が5月に始めた。約1年間での導入を担った伊東洋平シニアアカウントエグゼクティブは金融機関向けの戦略について「事業成長への貢献、売り上げにつながるという成功体験が今後につながる」と他の地域銀行への広がりを期待する。

3面(総合)

営業店のDDX支援力向上へ 足利銀
 


 
めぶきフィナンシャルグループ(FG)の足利銀行は、営業店行員の取引先に対するDX支援力向上に乗り出している。5月下旬には営業店の若手行員を対象にした初の研修を宇都宮、東京で開催した。研修やeラーニングなどの受講、国家資格の取得などを通じて、全行的なデジタル人材のすそ野は広がっている。この流れを取引先のビジネスモデルの変革を促すDX支援へとつなげるのが狙いだ。

4面(大手行・証券・保険)


 基礎利益 大幅増 主要生保グループ
コロナ支払い減 寄与 運用改善にも期待


主要生保グループの2024年3月期決算が5月23日に出そろった。売上高の保険料等収入、本業のもうけを示す基礎利益は軒並み減益だった前年同期から一転、V字回復した。第一生命ホールディングス(HD)の当期純利益は前期比84・6%増の3207億円。T&DHDも1321億円の赤字が987億円の黒字に転じた。足もとの勢いを表す年換算保険料も総じて好調。
 

5面(ノンバンク・ICT)

顧客データ活用 障壁低く トレジャーデータ
  第1弾 レゴリス、アンカバートゥルースと この夏、金融向けも
  
 
米Treasure Dataの日本法人トレジャーデータ(東京・千代田)は5月22日、顧客データ活用サービスの障壁を低くするパッケージを発表した。従来、大企業向けにサービスを展開してきたが、パートナーとの協業で「初期投資を抑えて始めたい」といったエントリーニーズに応える。第1弾は三井物産子会社のLegoliss(レゴリス、同)とUNCOVER TRUTH(アンカバートゥルース、同・渋谷)と手を携えた。部署部門ごとの活用を見据える。


6面(地域金融)

事業承継で広域マッチング 大光銀
 4地域銀と包括連携 中小への支援充実へ




 大光銀行は5月27日、事業承継に関して栃木、東和、筑波、大東4行と包括連携協定を結んだ。4行とは普段から情報交換などで親密な関係にあるが、地域の中小事業者の事業承継が優先して対処すべき課題に浮上するなか、正式に先行4行の枠組みに加わることで、課題解決をスピーディーに進める環境を整える。あわせて中小企業の事業承継やM&Aをワンストップで支援するためのプラットフォーム(PF)を新たに創設した。


7面(信金・信組)

「人」テーマに初の相談会 城南信金
 


 
城南信用金庫(東京・品川)は5月22日、本店で「人事・労務なんでも大相談会」を開いた。
喫緊の課題である採用や労務管理がテーマの相談会は初めて。この分野に知見をもつ6社が課題解決の糸口を提供した。当初、各先着5組で募ったが申し込みが殺到し急きょブースを増やして枠数を広げた。最終的に29の取引先事業者に38の面談を実施した。

8面(文化)

【Runner】りそなグループ
 大阪・関西万博あで秒読み

 
 
株式会社 金融経済新聞社
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