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2023年8月21日

2023年8月21日 第3206号

1面


金融教育拡充 後押し損保協会、生保文化センター
 情報交換で知識、理解深める 社会保障含め 学びを

 日本損害保険協会と 生命保険文化センターが夏休み期間を活用し中学・高校の教員に3回のセミナーを共催した。金融教育拡充の流れで資産形成の重要性を訴求する動きが目立つが、人生のリスクに備える社会保障や私的保険の学びは十分とは言えない。教える側の理解不足もある。各教科で何をどう教えるのか、公民科と家庭科の連携にも焦点を当てた。2020年度はオンラインのみ、翌年度から対面とオンラインで毎夏開き、今回で18回目を数える。
 

2面(総合)

鉄道会社と初協定 京浜急行電鉄・よい仕事おこしフェア実行委
 夏休みイベントで関係強化 貸切特別列車で工場見学

 京浜急行電鉄と信金組織のよい仕事おこしフェア実行委員会が7月末日に包括的協定を締結した。鉄道会社と実行委との連携は初めてで、双方のネットワークや知見で地域を活性化する。今月は実行委事務局の城南信用金庫(東京・品川)が夏休みイベントを企画するなど早速、関係を深めている。

3面(総合)

 持続可能性に照準 新理事長インタビュー
  秋田県信組 藤原保氏 古川信組 鈴木大仁氏



4面(大手行・証券・保険)

杉原社長
企業価値向上へ対話重視 アセットマネジメントOne・杉原規之社長
 投資家向け情報発信を強化 ESGを通じて投資に関心を

 今年4月、アセットマネジメントOneの新社長に杉原規之が就任した。「資産所得倍増プラン」が策定され、その目玉の一つとして2024年から新NISA制度がスタートするなど、資産運用への関心が高まっている。その中で投資初心者を含めた個人投資家、また国内外の機関投資家たちとどのように向き合い、選ばれる会社にしていくのか話を聞いた。


5面(ノンバンク・ICT)

中途採用強化 人材確保競争力高める 三菱UFJニコス
  新手法導入、従来制度も拡充 今月中にダイレクトスカウトも
  
 三菱UFJニコスが今年度から中途採用を強化、8月から新手法を用いるとともに、従来からの関連制度も拡充している。王道だった新卒重視一辺倒ではなく中途入社への門戸を積極的に開放、人材確保の競争力を高める。今月中に企業側から求職者にアプローチするダイレクトスカウトの仕組みも取り入れる。
 

6面(地域金融)

新顔の移動店舗車が登場 中部地域銀
  三十三銀 統合跡地を巡回 緊急時にも出動

 中部の地域銀行で新顔の「移動店舗車」が間もなくお披露目される。新規に導入するのは三十三銀行。9月から営業開始する「地域のつばさ号」は店舗統廃合後の周辺エリアなどを巡回して金融サービスを提供することにより、顧客の利便性を確保する。災害などの緊急時にはATMサービスや電源を供給する役割も持たせる。中部にとどまらず、全国の金融機関で初めて運行したのは2000年の大垣共立銀行で歴史は古い。静岡銀行や十六銀行でも活躍している。

7面(信金・信組)

 海外消費者にアピール 京都信金
 ライブコマース 商社とタッグ 地元企業の販路拡大支援 
 

8面(文化)

【Runner】名古屋市信用保証協会
金融機関と協働深める
人材育成にも及ぶ範囲 金融・経済支援に不可欠

 愛知県には2つの信用保証協会がある。その一つ、6月に創立75周年を迎えた名古屋市信用保証協会は今年度の経営計画に保証部門では金融機関や名古屋市などとの連携によるSDGs・地方創生への貢献を引き続き明記した。研修や事例研究会に加え、中小企業者との対話を通じて職員の目利き能力を高め、実情に考慮した保証審査に努めることも継続して重視する方針を盛り込んだ。中小企業者への金融・経営両面からの支援に不可欠な金融機関との協働関係を見る。




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