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2019年7月1日

2019年7月1日付 第3028号

1面

参院選へ 争点は「家計」 会期延長せず
 スーパーシティ法は廃案
 
 国会は終盤を迎え、野党が6月25日に内閣不信任案を提出、与党はこれを否決し、第198国会は延長せず、26日に終結した。延長しなかったことで参院選の投票日は7月21日となった。またスーパーシティ法案の審議はできなかった。 

2面(総合)

みずほFG 株主総会3時間
 配当金や株価の質問飛ぶ 損失計上の説明も
 
 みずほフィナンシャルグループ(FG)は6月21日に第17期の定時株主総会を開催した。2018年度は、次期システムへの移行など構造課題を前倒しで解決するために6954億円の損失を一括計上。そのため当期純利益は965億円にとどまった。参加した株主からは、みずほFGがどのように企業価値向上に向けて取り組んでいくのか―について質問が相次いだ。

3面(総合)

新サービス発表会の出席者(左端から)OLTA・澤岻優紀氏、ライフカード・北之坊敏泰氏、freee・武地健太氏、三井住友カード・星野智実氏、富士通・橋本亨氏
新たな収入・収益源に freee
 中小企業の資金調達 迅速に AIで調達時期を自動予測
 
 クラウド会計サービスのfreee(フリー、東京・品川)は金融サービスを強化する。中小企業や個人事業主の財務状況をクラウド上で管理する会計フリーのデータをもとに独自AIで予測する。新サービスで手元資金を把握して、必要に応じて資金を提供。中小企業の経営課題である資金繰りを支援する環境を用意し、新たな収益源に育てる。

4面(大手行・証券・保険・ノンバンク)

商品・マーケティング部長の鈴木雅久氏は「長期、積み立て、分散投資を支援」と商品に自信
平準払い外貨建て個人年金 地域金融機関で販売
 三井住友海上プライマリー生命
  トンチン性で原資を大きく
 
 三井住友海上プライマリー生命が平準払いの外貨建て個人年金を1日から全国の地域金融機関で販売を開始する。毎月、一定額の保険料を円で支払い、比較的高い金利の外貨に換算の上で積み立て、増やした年金原資をもとに年金を受け取る仕組みだ。

6面(地域銀)

助言期間、諮問委をリード 中部・北陸地域銀
 社外取締役 バランス取る 「形がい化」打ち返す
 
 【名古屋】中部・北陸各3県下に本店を置く地域銀行は6月27日までに、6月の定時株主総会の開催を終了した。社内および社外取締役(独立役員)の選任議案は原案通りに承認・可決され、経営層のメンバーが確定した。なかでも外部専門家らの知見やキャリアを経営に反映させる社外取締役が果たす役割は大きい。各行はその人選に神経を集中させ、バランスの取れた顔ぶれとなった。

7面(信金・信組)

執行役員に初の女性起用 瀬戸信金
 「視点」や「感性」経営に生かす
  制度導入から15年 業務執行を強化
 
 【名古屋】瀬戸信用金庫(愛知県瀬戸市)で女性執行役員が誕生した。先月に開催した総代会後の人事で4人の執行役員がすべて退任し、新たに同数の新任執行役員を起用した。その1人に矢野順子氏を充て、秘書室長のポストを引き続き担当する。迅速な意思決定を図るため、同信金は15年前に執行役員制度を導入したが、女性の登用は今回が初めて。女性ならではの視点や感性を経営に生かすとともに、コーポレート・ガバナンス体制の高度化をさらに進める狙いがある。

8面(文化)

開会式終了後、出席者一同で記念撮影
【Runner】 さがみ信金
 県内8信金が主催し商談会 
  運営ノウハウ共有 主幹事として仕切る
 毎回、成約数の向上を目指して工夫
 
 恒例となった「ビジネスマッチングwithかながわ8信金」は1年がかりで準備する。6月7日に開かれた今年は、さがみ信用金庫(神奈川県小田原市)の地域元気創造部が中心となり本番を迎えた。全体会合にはじまり受注側(サプライヤー)の募集、マッチングの時間割調整など7人という少人数ながら、他信金の担当者などとも密に連携を取り、取引先の販路拡大につながる成約率の向上を目指し、商談会を主幹事として文字通りの「縁の下の力持ち」となった。
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