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2019年6月10日

2019年6月10日付 第3025号

1面

スーパーシティ構想 「同時・一括・迅速」
 国あげて 対GAFA 改革で一挙に〝未来都市〟
 
 政府が新成長戦略の目玉政策に「スーパーシティ構想」の具体化を検討しており、この内容が明らかとなった。国家戦略特別区域法と構造改革特別区域法を改正して「未来の暮らしを先行して実現するまるごと未来都市(スーパーシティ)」を目指す。

2面(総合)

<新トップ誕生> SBI生命 小野 尚 社長
 地域金融機関に多くの「持ち駒」を 
  外部リソースを主体的に選択して
   グループ挙げての地域金融機関との連携強化
 
 SBI生命の新トップに就いた金融庁出身の小野尚氏。自社はもちろんグループを挙げて地域金融機関との連携強化を目指す。早速、社内外の「声」を吸い上げる仕組みを作り上げた。反応は上々、という。これまで培った人脈も生かし直接、地域金融機関を飛び回る日々だ。「生保の分野だけでなく地域の課題解決につながる多くの『持ち駒』を提供したい」と意気込む。

3面(大手行・証券・保険・ICT)

あえて5年かける覚悟で みずほFG 坂井 辰史 社長
 「次世代金融」への対応、盤石に 新たな意味での信頼を
 
 みずほフィナンシャルグループ(FG)が異例の5カ年経営計画を打ち出した。坂井辰史社長は「ストックを根こそぎ変えていく」と覚悟を見せる。激しい環境変化の中で「金融そのもののあり方をどう変えていくのか。従来の延長線上になく、金融そのものの価値を超えた、新たな価値を創造する」と語る。

4・5面(特集)

『信用金庫の日』
 全国250信金一斉に 地域に根差す強み、いかんなく
 
 1951年(昭和26年)に信用金庫法が公布・施行されたことにことにちなんで制定された6月15日の「信用金庫の日」。全国信用金庫協会の調べによると、6月中に250の信用金庫が関連イベントを展開する。環境変化に伴い、地域金融にも省力化の波が押し寄せているが、いかに技術が進展しようとも、地域、顧客との濃密な信頼関係が今後も生命線になることは変わらない。今は地域が主役にならなければ立ち行かない時代。地域に根差す強みを感じる良い機会としてほしい。
 
〔北海道〕  旭川信金  彫刻のまち、きれいに
       伊達信金  小切手などを寄付
〔東北〕   盛岡信金  森林保全でボランティア
       北上信金  来店客にアジサイの種
〔関東〕   城北信金  「毎年楽しみ」ゴーヤの種
       水戸・結城信金  老人福祉施設など清掃
       瀧野川信金  普段の接客で〝信金らしさ〟
〔近畿〕   京都信金  職員らがロビーコンサート
       大阪信金  定期積金で緑化支援
〔東海〕   岐阜・東濃信金  来年の大河テーマに講演会
       いちい・半田信金  防犯・詐欺撲滅を呼びかけ
〔中四国〕  米子信金  来店客に観葉植物
       山口3信金  恒例の信金クイズ
〔九州〕   福岡ひびき信金  寄席とヒップホップダンス
       大分・田川信金  オリジナルのうちわ

6面(地域金融)

副業・兼業を解禁 東邦銀
 地銀初 雇用契約は認めず
 
 東邦銀行は行員の副業・兼業を地銀で初めて解禁した。フレックスタイム制度の導入や全行一斉早帰り週間を年2回実施するなど、ワークライフバランスを推進したことで、副業・兼業できる時間を確保した。情報漏えいなどの懸念があるなか、地域貢献につながる人脈づくりや行員のスキル向上を図り、地域密着型金融を目指す同行の企業価値の向上につなげる狙い。

7面(地域金融)

窓口の混雑予想にAI活用 京都信金
 3段階で表示 分散促す
 
 【大阪】京都信用金庫(京都市)が人工知能(AI)を活用した窓口の混雑予測を始める。メガバンクや大手地銀でも混雑予想や実際の待ち時間を表示するサービスはあるが、過去の来店客数や天気からAIで混み具合を割り出すのは金融界で初めてになりそう。
 榊田隆之理事長は「来店客が分散することで営業店事務を平準化し、顧客サービスの向上につなげたい」と期待を寄せる。 

8面(文化)

信用金庫の施設を思えないオシャレな外観
【Runner】 城北信金
 創業支援とカフェ、一体型施設オープン 「COSA ON」
  地域を盛り上げ起業家育てる
 
 昨今の地域金融機関に求められるものは多い。低金利政策が続く中で営業利益を出し、経費を削減。さらには地域を盛り上げることも。城北信用金庫(東京・北)はインキュベーションオフィスとカフェが一体となった施設をオープンした。場所は支店の遊休施設を活用する。新たな経営者を生み出す手伝いだけでなく地域の賑わいをもたらす施設として多くの関係者から期待を寄せられている。 
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