12月
【245】 2018年12月10日付 フィンテック最新事情(103)
5年目を迎えた「Fintech 100」
先進のフィンテック50社と、まだほとんど名前が知られていない次の世代の新興フィンテック50社からなるフィンテック100社リスト。これをオーストラリアのベンチャーキャピタルH2 VenturesとグローバルコンサルティングのKPMGが2014年に初発表、今年は5回目となる発表が10月29日にあった。日本からは過去に1社しか選ばれていなかったリストに、今年はQuonie(コイン、29位)とFolio(44位)の2社が、先進フィンテックに入ったことが特筆で
きる。
最初に、フィンテックが世界中に6355社あると紹介した(本稿241号)が、この世界分布から見てみよう。選ばれたフィンテックは、35カ国からに及ぶ。地域別に欧州・中東・アフリカ地区から18カ国、オーストラリア・NZを含むアジアパシフィック地区11カ国、北米・南米地区7カ国。
国別に、米国から18社、英国12社、中国11社、オーストラリア7社、シンガポール6社、独4社、仏・ブラジル・スウェーデン・インドが各3社、カナダ・韓国・インドネシア・日本が各2社、1社だけが22カ国と、世界中に広がっている。
最初に、フィンテックが世界中に6355社あると紹介した(本稿241号)が、この世界分布から見てみよう。選ばれたフィンテックは、35カ国からに及ぶ。地域別に欧州・中東・アフリカ地区から18カ国、オーストラリア・NZを含むアジアパシフィック地区11カ国、北米・南米地区7カ国。
国別に、米国から18社、英国12社、中国11社、オーストラリア7社、シンガポール6社、独4社、仏・ブラジル・スウェーデン・インドが各3社、カナダ・韓国・インドネシア・日本が各2社、1社だけが22カ国と、世界中に広がっている。
・・・続きは紙面に掲載
【244】 2018年12月3日付 フィンテック最新事情(102)
最新のグローバル 投資の動き 第3四半期
フィンテック投資に勢いのあるニュースが第3四半期を終えた段階で飛び込んできた。
第2四半期の投資額205.96憶ドル/402件から第三四半期は56.42憶ドル/375件に大きく後退したものの、既に昨年の年間実績を大きく上回って過去最高の326億ドル/1,164件の記録になると発表された。(CB Insights、10月30日付)
投資のピークは2016年の190億ドル/1,159件であったが、今年はすでにそれをも大きく上回る規模になっている。これまでにも投資総額に影響を与える要因であった中国の大型案件、今年は第2四半期にアント・フィナンシャルが海外展開のため140億ドルもの資金を調達したのが増加要因。その他の要因としては、後述のデジタルバンキング、インシュアテック、レジテックへ投資が増えてきた。
第2四半期の投資額205.96憶ドル/402件から第三四半期は56.42憶ドル/375件に大きく後退したものの、既に昨年の年間実績を大きく上回って過去最高の326億ドル/1,164件の記録になると発表された。(CB Insights、10月30日付)
投資のピークは2016年の190億ドル/1,159件であったが、今年はすでにそれをも大きく上回る規模になっている。これまでにも投資総額に影響を与える要因であった中国の大型案件、今年は第2四半期にアント・フィナンシャルが海外展開のため140億ドルもの資金を調達したのが増加要因。その他の要因としては、後述のデジタルバンキング、インシュアテック、レジテックへ投資が増えてきた。
・・・続きは紙面に掲載