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2017年11月27日

2017年11月27日付 第2958号

1面

「洗い替え時」の激変緩和
 固定資産税 地域差 景気に影響
  自民 住宅土地調査会 国交、経産省が要望
 
 国土交通省は15日、住宅土地政策調査会(会長=石原伸晃衆院議員)を開き、2018年度税制改正について土地・建設産業局、住宅局、都市局から要望を聴取した。金子一義衆院議員の引退で後任会長に石原伸晃前経済政策担当相が就任。部会には宮沢洋一税調会長が顔を見せた。

2面(総合)

【KEYパーソンに聞く】
 プロフェッショナルバンク 取締役・呑田 好和 氏
 「ミドルハンティング」に強み 経営、課題に見合う人材を
 
 金融機関にとっても35〜45歳の「ミドル層」の薄さが経営課題だ。中堅層の不在は組織のいびつさに拍車をかける。ヘッドハンティングを手がけるプロフェッショナルバンクは、転職市場にいない人材を「サーチ型」で発掘する。呑田好和・取締役は「経営や事業課題に見合った人を探す。『右から左へ』ではない」と話す。

3面(地域総合)

専担2チーム「化学反応」に期待
 愛知銀・新サービス検討  県保証協会・女性創業支援
  来夏にも「成果物」
 
 【名古屋】愛知銀行と愛知県信用保証協会の中堅・若手で構成する専担両チームによる情報交換会が21日、キックオフ会合を開いた。両チームの活動内容や将来像をはじめ、創業予定者や中小・小規模事業者のニーズについて議論を深め、両社の施策に反映させる。愛知銀では来夏までには、新企画の実現といった一定の成果物を生み出したい考えだ。

4面(大手行・証券・保険)

三井住友FG RPA活用し業務削減
 3年以内、300万時間以上を
  組織改編視野に余力捻出
 
 三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)と三井住友銀行(SMBC)は13日、ロボットによる業務自動化いわゆるロボテック・プロセス・オートメーション(RPA)の活用状況を公表した。これまでに約40万時間の業務量を削減。3年以内に300万時間以上の削減を実現する計画だ。

5面(ノンバンク・ICT)

みずほ系リース「3社3様」 重点分野棲み分け
 興銀リース      商流ファイナンス強化
 芙蓉総合リース    不動産資産を積み増し
 東京センチュリース  ペシャルティー拡充
 
 みずほ系リース大手は「3社3様」といった様相だ。興銀リースは商流ファイナンスを強化、建物リースで営業資産の積み増しを狙う芙蓉総合リース。東京センチュリーは東南アジア、米州で提携戦略を進め、航空機などのスペシャルティー分野を拡充している。グループ連携のもとで一定の棲み分けも見てとれる。

6面(地域銀)

ベトナム市場に熱い視線
 群馬銀 政府機関や民間銀と連携
 
 群馬銀行がベトナムに熱い視線を送る。ここ1〜2年、取引先企業が高い関心を寄せているからだ。ホーチミン市開発商業銀行(HDバンク、ホーチミン市)との業務提携や政府機関との協力覚書締結で、送り出し、受け入れ双方のフレームワークを強化する方針だ。

7面(信金・信組)

東京ベイ信金の西山孔美子さん(中央)。その右は酒井正平理事長
東京ベイの西山さん「お見事」 関信協ロープレ大会優勝
 飲食店の経営者と面談 シナリオ無しで対応
 
 関東信用金庫協会は11日、信用金庫会館京橋別館でロールプレイング大会を開いた。今回はシナリオ無しの本番で経営者と面談する方式にし、若手職員の対応力を試した。12金庫が参加。紅一点だった東京ベイ信用金庫(千葉県市川市)の西山孔美子さんが優勝した。

8面(文化)

会場で人気だったのがドローンのデモ。100人以上が見物することもあった
【Runner】 西武信金
 中小企業支援メニューが一堂に
 「ビジネスフェア」は課題解決のショーケース
  多彩な連携、生まれるマッチング
 
 2日、東京ドームシティのプリズムホールで西武信用金庫(東京・中野)の18回目となるビジネスフェアが開催された。「企業をつなぐビジネスフェア〜新たな出会いが未来を拓く〜」のテーマの下、240社が出展、6112人の来場者を集めた。いずれも過去最高だ。信用金庫のビジネスマッチングの草分けとしてスタートし18年。いまや業界屈指の商談会に成長しているが、そこには厳しい環境下にあっても好業績続ける同信金の取り組みが散りばめられている。
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