マクビーカタガイ
代表取締役社長 清水 正雄 氏
2016年1月11日付 第2871号
記入帳票リアルテスト 気軽にユニバーサルデザイン実現
金融機関メーンに創業125年の印刷会社マクビーカタガイがベンチャー企業と組み、老若男女、誰にでもわかりやすいユニバーサルデザイン(UD)を手軽に実現する新たなサービスに乗り出した。清水正雄社長は「ユーザー視点のデザイン変更はもっと気軽に実現できる。顧客利便を高めて欲しい」と話す。保険の銀行窓販では複数の保険商品を取り扱い、保険会社ごとに書類も多岐に渡る。ユーザー本位のものであれば、記入漏れや誤記入、不備などが抑制でき、銀行側のコスト削減につながる。UDを意識した資材の提供も選ばれるカギと言えそうだ。
―金融機関の帳票類やマニュアル、約款などを手がけている老舗だ。
銀行、生損保、信販など金融機関向けの仕事が全体の売り上げの8割から9割を占め、従来からの経験や知見を生かした新たなサービスも常に意識する。
―ベンチャー企業のポップインサイトと新サービスを開始した。
「MKアナリティクス」ブランドで2つのサービスを投入した。ひとつは申込書や契約書、申請書といった記入帳票のユーザーテスト。実際の帳票を前にしてユーザーが記入する行動を動画に撮影する。疑問点など記入しながら感じたことを声に出してもらう。表面的なことだけでなく、どう書くのが良いのかわからない、など「不安」という深層心理も発見できる。
・・・続きは紙面に掲載