トーラス
社長 木村 幹夫氏
2015年9月28日付 第2859号
登記情報を営業活用 不動産総合コンサルに強み
不動産総合コンサルティングのトーラス(東京・中央)の強みは、これまでに蓄積・分析した全国の不動産登記情報を、すぐに活用できるビックデータとして迅速・安価に提供できるノウハウにある。木村幹夫社長は大手銀行の出身者で、富裕層担当の経験を持つ。金融界で支持が増えている背景には、そんな事情もありそうだ。
―不動産登記情報を活用した不動産総合コンサルティングとは。
2012年に不動産登記の変化情報を瞬時に把握することを可能にした「不動産レーダー」をリリースし
た。今は不動産レーダーの機能を使って、企業の個別のニーズに応え、より踏み込んでカスタマイズするためのコンサルティングを広く行っている。
金融界向けでは、不動産レーダーの基本機能を生かした社内での謄本システムの構築支援のほか、住宅ローン、富裕層向けの営業用リスト作成としての活用も多い。
た。今は不動産レーダーの機能を使って、企業の個別のニーズに応え、より踏み込んでカスタマイズするためのコンサルティングを広く行っている。
金融界向けでは、不動産レーダーの基本機能を生かした社内での謄本システムの構築支援のほか、住宅ローン、富裕層向けの営業用リスト作成としての活用も多い。
―コンサルには、かつての都銀時代の経験も生きているのか。
入行後に都内の富裕層の担当をしていたが、なかなか成果が上げられなくて悩んでいたことがある。そこで、これまでのやり方をすべて捨てて、成績を上げている営業マンをじっと観察した。分かったのは、彼らはおしなべて、法務局に出向いて登記簿をチェックしたうえで、見込み客にアタックしていたことだ。
・・・続きは紙面に掲載