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5月

【49】2014年5月26日付 モバイルバンキング最新情報

FRBは3年連続して調査レポートにモバイルを取り上げた
モバイルがもたらす「行動変化」
 
 米銀大手のJPモルガン・チェース、バンク・オブ・アメリカ、ウェルズ・ファーゴから2014年第1四半期の決算発表が出そろった4月中旬、モバイルバンキングのアクティブユーザー数の3行比較が報道された。
 それによると、最大手のチェース銀行は前年同期比25%増の1,640万ユーザー、同様にバンカメは19%増の1,500万ユーザー、ウェルズ・ファーゴは24%増の1,250万ユーザーと12年の30%強の増加に引き続き急激な伸びを示した。アクティブユーザーとは半年以内に1回以上モバイルバンキングを使っているユーザーを意味する。
 このようなモバイルユーザー急増を背景に、連邦準備銀行(FRB)は3年連続の調査レポート「消費者とモバイル金融サービス 2014」(13年12月調査)を3月に発表した(13年版は13年10月28日付本稿24号で取り上げている)。
・・・続きは紙面に掲載
 

【48】2014年5月19日付 モバイルバンキング最新情報

四半期純利益が初めて10億Sドルを超えたDBS銀
「域外進出」はデジタルで DBS銀の戦略
 
 シンガポール最大手のDBS銀行は2014年第1四半期決算発表で、純利益が昨年同期比9%増、前四半期比29%増の10億3,000万シンガポール(S)ドルと1968年創業以来で初めて四半期ベースの純利益が10億Sドル(815億円)を超えたと報告した。英フィナンシャル・タイムズ紙はこの好調なDBSの戦略を、次のように紹介した。
 このような業績は、今のアジア金融市場全体の好調さ、旺盛なローンビジネス、富裕層の増加に伴うウエルスマネジメントビジネスが背景だが、4年前に27年間務めた米シティバンクのピユシュ・グプタ氏が最高経営責任者(CEO)に就任してDBSを改革した。
 シンガポールでDBSはOCBC銀行とUOB銀行に比べると比較的新しい銀行にもかかわらずDBS「シンガポール開発銀行」の名が示すように、銀行はお役所的で、古い体質の銀行であったものを一変させた。
・・・続きは紙面に掲載
 

【47】2014年5月5日付 モバイルバンキング最新情報

英国流「お金の貸し借りエチケット」
 
 5ポンド位なら、親しい友人や家族間でのお金の貸し借りに抵抗がない。この英国の生活感覚を取り込んだ無料の新P2Pペイメントサービス「Paym(ペイエム)」が英国銀行業界を挙げた一大イベントとして、先月29日からスタートしている。今年年末には4,000万人の国民にまで広がる。
 そして早くも、銀行間で顧客争奪戦が始まった。昨年9月からスタートした「銀行をかえるためのアカウントスイッチングサービス」で新規顧客獲得競争のトップを走るスペイン系のSantander銀行が、またもやPaymの普及促進にとどめないで、新規顧客獲得にまでつなげようとの積極的なインセンティブプランを打ち出した。
 50万人の顧客を上限に、Paymサービスへの携帯電話番号登録、Paymを使った入金、Paymを使った送金、それぞれに報奨金1ポンドを与える。Paymを活用する顧客には合計で3ポンドの報奨金を贈ることにした。
・・・続きは紙面に掲載
 
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