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2015年4月20日

2015年4月20日付 第2839号

〈1面〉「通常」限度 焦点か 郵政上場 会期中「支援策」決着へ 自民の特命委

 自民党の郵政事業に関する特命委員会は14日の総会で日本郵政グループの西室泰三社長から「中間経営計画」を聴取した。会合の冒頭に細田博之委員長は「いかに日本郵政の上場をうまくやれるか、われわれに課せられた課題はこれに尽きる」とあいさつ、会合後に記者会見した森山裕衆院議員は「適正価格での上場(の実現)が大前提。今国会中に一定の方向を示したい。今後は各種団体からの意見聴取に入る」と述べた。

〈2面〉全国信金の取引先217社が参加 城南信金が主催 「うまいもん」発掘商談会開く

 全国の信用金庫の取引先が集まった「全国うまいもん発掘大商談会」が8日、9日の2日間、城南市信用金庫(本店=東京都品川区)本店講堂で開かれた。全国の信用金庫のネットワークを利用し、北海道から沖縄まで全国各地の中小企業に首都圏での商談機会を提供し、販路拡大を図るのが狙いだ。会場には全国から多くの企業が参加。信金担当者も同席し、百貨店や専門店などの大手バイヤーに地元の特産品を売り込んだ。
 
〈3面〉トモニHD、大正銀を子会社に 四国〜大阪の広域グループ誕生 成長エリア掌中 安定的に収益拡大
 
 【大阪】トモニホールディング(HD)と大正銀行は10日開催した取締役会で、HDを完全親会社とし、大正銀を子会社とすることを三菱東京UFJ銀行とともに合意に達した。これにより、四国地区から大阪府にかけての広域金融グループが誕生する。
 
 
(左から)大正銀の石井隆明専務、トモニHDの遠山誠司社長、三菱東京UFJ銀の森崎孝副頭取
 
〈4面〉多くの営業接点生かす アフラック 山内裕司社長インタビュー
     一期生がトップに 狙うは圧倒的ナンバーワン
 
 アフラックで初のプロパー社長に山内裕司氏が就任した。就職難の時代に第一期生として入社、トップまで昇りつめたが、自身は「晴天の霹靂」だったという。それだけに社員からの期待を一身に受ける立場で「その思いに応えたい」と意気込む。日本で初めてがん保険を販売、同社商品だけを扱う専業代理店で事業を拡大してきたが、銀行窓販や郵便局ネットワークを取り込むなど、販売チャネルが急激に増えている。「多岐にわたるアクセスポイントを使って、異なる顧客層を確実に取り込む」と言う。

〈5面〉住宅ローンに新サービス 京葉銀 生活関連補償を無償提供
 
 京葉銀行は5月1日から実行する住宅ローンに、生活関連補償として「家族全員のこじん賠償責任保険」「電話による生活サポートサービス」「本人の交通事故死亡後遺障害保険」の3つのサービスを、同行の負担により無償でセットして取り扱う。同サービスは千葉県内の金融機関では初めてで、全国的にも珍しい。住宅ローンに関しては、現在、金融機関の間で激しい金利競争が展開されているが、同行では、新たな付加価値を設けることで他行との差別化を図りたい考えだ。
 
〈6面〉「期待せず」5割超え 東京一極是正 中核都市の機能強化は拮抗
 
 安倍政権が最重要課題と位置づける地方創生のための「まち・ひと・しごと創生」にかかるビジョンと戦略について、信用金庫業界のなかで各地域の中小企業を対象とした2015年1月〜3月期の景気動向調査と合わせた特別調査を実施している。その傾向を総括してみると、東京一極集中是正への期待感は薄く、地方中核都市の機能強化に対する期待度は地域によって回答が分かれた。
 
〈7面〉『陶器ファンド』組成支援 京都信金 ふるさと投資で第1号 地域ブランド積極サポート
 
 【大阪】京都信用金庫(本店=京都市)は、2月に創設した地方創生サポートデスクに続き、第1号案件として、ふるさと投資の仕組みを利用した「京都『ル・スール』陶器ファンド」の組成を支援するなど、地域ブランドサポートに積極的に乗り出している。
 
『Runner』 鶴来信用金庫 被災地の子供たちを笑顔に
 軽音楽部「クレインズ」演奏活動160回超える ジャズ・アニメ・演歌まで幅広く演奏
 
 被災地の子供たちを音楽演奏で笑顔にしたい!楽器や機材をバスに積み、向かった先は宮城県気仙沼市の赤岩児童館。コンサートを開いたのは鶴来信用金庫(本店=石川県白山市)の軽音楽部「クレインズ}だ。この日を心待ちにしていた子供たちは、大人気のアニメソングのテーマが演奏されると大喜びし、手拍手で盛り上がった。この演奏がどんなに被災地を元気づけたことだろうか。クレインズは今でも高齢者の介護施設や地域行事などで演奏し、喜ばれている。地域貢献の一環として音楽を通じて感動を届けるクレインズの活動に迫った。

 
感動を呼んだ赤岩児童館で開かれたコンサート
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