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2014年4月7日

2014年4月7日付 第2792号

〈1面〉地域寡占化 最賃下げ 自民 再生本部
 
 
 グローバル(G)なのかローカル(L)業種なのか、とくに「交通や飲食などのサービス産業には、世界各国とも海外から参入する企業と自国企業との競争に、国が支援する政策をとっている。その際に過当競争を避けるため淘汰を前提とした小さな寡占化は必要。最低賃金の引き上げは、そのためにも国は認めていい」。冨山和彦・経営共創基盤CEOが1日に自民党日本再生本部で講演、再生本部が11日にもまとめる報告書に、強い影響力を与えた。
 
〈2面〉全銀協 平野新会長 持続的成長へ貢献

 1日付で全国銀行協会の新会長に就任した平野信行・三菱東京UFJ銀行頭取は同日の会見で、2014年を「実業・実体経済を支え将来に向けた日本の持続的成長を確実にするための貢献を果たす年」に位置付けたいと表明。銀行界も産業の一つとして、さらなる発展を目指し、日本の新たな成長ステージを支える金融システムの進化に力を尽くすとの考えを示した。
 
平野信行新会長
 
〈3面〉信託協会 中野武夫新会長に聞く

 2日付で信託協会の新会長に就任したみずほ信託銀行の中野武夫社長は本紙とのインタビューに応じた。大ヒット商品となった教育資金贈与信託の制度の恒久化を要望していく考えを示すとともに、インフラ整備全般についても信託機能を活用した手当てを検討していくと語った。
 
中野武夫新会長
 
〈4面〉みちのく銀 「へるす・サポート体制」構築

 みちのく銀行はこのほど、同行職員向けに「健康経営宣言」を行い、健康経営実践のための「ヘルス・サポート体制」を構築した。同体制では、対応の中心を生活習慣病と位置付け、大学や病院といった外部機関と連携した三位一体の取り組みで、行員の健康意識の向上を目指す。同行が本店を置く青森県は短命県ワースト1位となっているが、この健康経営の実践を地域社会にも広め、同県を長寿県に押し上げたい考えだ。

〈5面〉支店長、一挙に3店舗で 福岡ひびき信金 女性の戦力化推進
 
 福岡ひびき信用金庫(本店=福岡県北九州市)が女性の戦力化に本格的に乗り出した。4月1日付で、女性支店長3人を誕生させた。同信金で女性支店長は今回が初めて。金融業界では営業力強化や業績向上に向け、女性の積極活用が課題に浮上。女性支店長も徐々に増えているが、一挙に3人というケースは極めて珍しい。
 
〈6面〉MSIプライマリー生命 「基礎知識アカデミー」開発
 
 銀行窓販が主力チャネルの三井住友海上プライマリー生命は新年度、金融基礎知識習得へのプログラムを開始した。これまでの保険窓販スキル研修の土台になる金融基礎知識を体系的、実践的に学んでもらい、再度、根幹の基礎部分を強固にする狙いがある。座学での詰め込み方式ではなく、基礎学習と演習を繰り返すことで知識を定着化。実践まで総合的にプログラム化した。受講範囲や時間にも柔軟に対応する。
 
環境が整うSUCCES研修センター
 
〈7面〉販売チャネルが拡大 クレディセゾン

 クレディセゾンが海外専用プリペイドカードの販促強化に向け、金融機関との提携を拡大している。1日に東海、近畿、九州の4地域金融機関と募集に関する取り次ぎ契約を締結、順次募集を始まる運びだ。今年3月末で販売を終えたトラベラーズチェックの代替物としてのニーズが見込めると判断した。今後も金融機関経由のチャネルを増やしていきたい考えだ。
 
〈8面〉Runner 京葉銀行

 金融機関の運動部の活動というと、バブルがはじけた直後は不活発にならざるを得なかったが、近年は再び盛んになってきているようだ。特に地域金融機関にとっては、運動部の活躍ぶりが者の意の士気を高めるとともに、地域貢献につながるケースも少なくない。千葉県の京葉銀行も運動部の活動を通じて地域のスポーツ振興に取り組んでいるが、中でも野球部(軟式)は全日本軟式野球大会や国民体育大会などで輝かしい戦績を残しており、仕事と部活を見事に両立させている。
 
輝かしい戦績を誇る野球部 
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