株式会社金融経済新聞社│キンケイ│金融経済新聞発行│フィンテック│金融専門紙│東京都

　ビジネスに必要なアプリケーションを外部とつなぐインターフェイスいわゆるＡＰＩ連携でのビジネスの加速が進む。セキュリティ専業企業のＩｍｐｅｒｖａ　Ｊａｐａｎ（インパーバジャパン）の柿澤光郎社長は「そのＡＰＩが管理できていない、と悩む銀行は多い」と話す。ＡＰＩの先にある守るべき重要なデータを含め、所在を明らかにして包括的に管理、保護することに取り組む。
　

　野村証券は16日、非上場企業の株式や投資信託などを特定投資家に発行・流通できる制度を使ったプライベートアセットファンドの取り扱いをスタートした。業界初の試みで、企業の成長を支えるリスクマネーを円滑に供給し、運用パフォーマンス向上を生み出す「成長」と「資産所得」の好循環を目指す。
　

　　ＡＩ導入で不正３割削減　三菱ＵＦＪニコス

　

　日本クレジット協会によると２０２３年１～６月の半年間の不正利用被害は２６２億円超と前年同期比で約１・27倍、
過去最悪の昨年を上回り、年間５００億円を大幅に超えるペースだ。フィッシングでの情報詐取による「番号盗用」は高止まる。三菱ＵＦＪニコスは今年２月に不正検知システムにＡＩを導入。導入前比で不正使用被害を件数・金額ともに追加で３割以上削減する効果だ。「さらなる不正判定精度の向上を」という。
　

西日本シティ銀行は16日、福岡市西区に伊都支店をオープンした。新店舗は九州大学の移転に伴って人口が流入して「市場ができた」（村上英之頭取）エリア。地域銀行では人口減を受けて営業店の統廃合が行われているが、「市内でも今後も成長が続く地域」（同）など、マーケットの将来性などを慎重に判断したうえで、新規出店に踏み切った。