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2023年10月9日

2023年10月9日 第3213号

1面

 現場任せにせず、経営判断を 人的資本経営コンソーシアム
  連携プロジェクト本格化 参加企業、大幅増
 
 
 
 人的資本経営コンソーシアムは3日、東京国際フォーラムで第2回総会を開催した。人材を資本と捉え、その価値を最大限に引き出すことで、中長期的な企業価値向上につなげる「人的資本経営」への注目が高まっている。会員企業も着実に増加する中で、さらに人的資本経営の考えを定着させるため、具体的な施策にも取り組んでいく。


2面

 量より質、「面白い仕組み提案する」みずほ銀行・丹羽琢己副頭取に聞く
  
  
 今年4月に西日本地区担当として大阪に赴任した丹羽琢己副頭取。旧第一勧業銀行に入行したての90年~96年まで勤めた大阪支店と船場支店以来。「若い頃に勉強させてもらった場所」と懐かしむ。街並みの変化にも時を感じているようだ。競争が激しいこの大阪で、何をアピールし、舵取りを進めるのか聞いた。
 

3面

 新NISAでラストスパート 地域金融機関
  10月から新施策 対面重視のニーズ受け  
 
 

4面

しっかりと手を合わせた
マネックス証券、ドコモ子会社に マネックスグループ
 初心者に手軽なサービスを 500万口座、残高15兆円目指す
 

マネックスグループとその子会社マネックス証券、NTTドコモは4日、3社間で資本業務提携を結んだ。合わせてマネックス証券がNTTドコモの連結子会社となることも発表された。新たな金融サービスモデルの構築を目指したもの。ドコモはこれまで金融、決済領域を中心に存在感を発揮してきたが、今回の提携によって投資分野への本格参入となる。

5面


  UC ファーストユーザーに UCカード、NTTデータ
 対応業務25%、紙使用量半減 加盟店含め業務効率化
 
 ユーシーカードとNTTデータが協業、9月28日からUCカードがファーストユーザーでNTTデータの新サービスを活用する。加盟店申し込み受け付けから登録までの一連の業務合理化を支える。一連業務に対応する業務量を25%、従来の紙使用量を半減。所要日数を3日短縮する。
 

6面

 持ち株移行 グループ力で勝負 京都FG
土井社長「地銀ダントツ」新興投資額へ 新会社の設立も予定
  

 京都フィナンシャルグループ(FG)が2日、発足した。FGスタート時は京都銀行を軸に関連8社を傘下に収める。持ち株会社体制への移行は、長引く低金利環境下で伝統的な預貸金といった銀行本業が頭打ちとなる中、事業領域を広げることで収益力を高める狙い。これまで銀行の子会社だったリース会社や証券会社などは京都FGの一員となり、京都銀とともに兄弟関係へと移った。今後、新会社の設立も予定・計画されており、グループの総合力で勝負する。

7面

旧本店に「健康ステーション」 枚方信金
 無料で血管年齢や筋肉量測定 ミニ講座も常設


 枚方信用金庫(大阪府枚方市)が旧本店に無料で健康状態がチェックできる拠点を設けた。血圧や筋肉量、血管年齢も判定してくれる。フィットネスのミニ講座なども開かれる。信金の主要な取引先は高齢者。吉野敬昌理事長は「元気で長生する健康寿命の延伸を手伝いたい。新たな信頼関係もできる」と胸を張る。およそ金融機関らしくないサービスで金融本業のファンを作る。

8面(文化)

【Runner】 愛知信金
 認知症者にやさしい企業連携
 県の共創ワーキングに参画 「意見吸い上げ改善していきたい」
 
 
 国際アルツハイマー病協会と世界保健機関は共同で「世界アルツハイマー月間」と定め、日本国内では「認知症月間」と法制化された9月の下旬、愛知信用金庫(名古屋市)の支店ビルに認知症の当事者らが集まった。愛知県が今年度立ち上げた企業連携事業に金融機関では唯一メンバーに入る同信金が、営業店などを見学した感想や意見を直接聞き取る機会を設けたからだ。同信金の幹部は行政をはじめ関係機関と太いパイプを築いており、そのネットワークを生かした。



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