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2023年1月1日

2022年1月1日付 第3179号

1面

新時代への転換
 社会、人、流れ「激変」 これまでの価値観ゆらぐ 
  戦略に合わせ人的資源を磨く 進むかISO030414 
 
 コロナ禍はまぎれもなくこれまでの社会のありようや流れを変えた。
それは人の価値観の大きな変化を伴うもので、まさに激変と言っていい。後に歴史を振り返る際、この節目に触れないわけにはいかないほどの時代の変わり目だろう。共存にせよ、アフターコロナと言い切れるようになるにせよ、もう後戻りはできない。今年4月とも言われる交代を前に日銀の黒田東彦総裁が年末に突如、長期金利引き上げに踏み切ったことも含め、新たな時代に向けての転換が始まった。
 
【新春 Special Interview】 
 コンコルディアFG 片岡達也社長
  地域の期待に応え、選ばれ続けたい 
    職員が一番の付加価値
 
 2022年4月に横浜銀行の頭取、6月コンコルディア・フィナンシャルグループ(FG)の社長に就任した片岡達也氏。銀行の顧客はもちろん社員、株主など全ステークホルダーと協力しながら、より良い企業づくりに注力している。コロナ禍は長期化、物価やエネルギー価格は高騰する中で、金融機関のさらなる手腕発揮が期待される。これまでの取り組みの振り返りと今後の展望を聞いた。

2面(特集) 


【変化への備え、早めに】
 
 2022年は歴史的な円安や類を見ない物価高、ロシアによるウクライナ侵攻など激動の1年だった。迎える23年がどのような年になるかは誰にも分からないが、すでに決まっていることもある。給与デジタル払いの解禁やインボイス制度の開始、24年になるが新NISA制度のスタートなどだ。いずれのテーマにおいても「始まってから考えよう」では少し遅い。新たな年が始まる今だからこそ、少しずつ考えてみるのはいかがだろうか。大きな変化に向けて動く企業や団体の取り組みを紹介する。

4面(特集) 

ビジネスモデル進化と真価
 持続的な成長へコンサル発揮 価値創造を支える土台洗練 経営戦略と連動する人事策
 

 「地域総合金融サービス業」「地域総合会社」「地域の未来にコミットし、地域の成長をプロデュース」「未来創造業」等々――。中部の地域銀行でも転換したビジネスモデルの屋台骨や目指す方向性を内外に明確に示し、確立・進化を遂げる価値創造プロセスには各行の色が出る。ただ地域と一緒に時代や環境に適した持続的な成長を実現することは共通項。人的資本重視を基に収益基盤の強化策となる気候変動対応コンサルといった有望なビジネス領域に踏み込んでいる。
 

4面(特集) 

儲け度外視、地域のために汗をかく
 
 長引く低金利で地域金融機関の経営は厳しさを増している。外部環境の変化も受け続け簡単には抜け出せそうにない。そのため新たな商売の種を探そうと悪戦苦闘を続けている。ただ一方で地域なくして金融機関の存続はあり得ない。SDGsやESG経営は大切な柱だ。地域のサステナブルや課題解決をどう考え、何に汗をかくのか。そこには儲け度外視の作戦があってもいい。結果的に選ばれる金融機関になるのではないか。関西エリアの地域金融機関の取り組みを追った。

7面【特集】


 営業店、データビジネスの起点に
 
 小規模店舗や機能別店舗など地域金融機関で営業店の形態変更が各地で行われている。人口減やインターネット取引へのシフトといった環境の変化とともに、営業店のあり方を占う試行錯誤の取り組みが続く。そのような中、これまでほとんど日の目を見なかったATMに関連する各種データを活用し、営業店を起点とした新たな試みも出現している。営業店を巡る現状を追った。
株式会社 金融経済新聞社
(キンケイ)
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