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10月

【405】 2022年10月3日付 フィンテック最新事情(263)

メタバースへの進出はもはや当たり前 

メタバースにスイスの銀行登場 NYタイムズスクエア支店


 スイスにはクリプト専門銀行がSygnumとSebaの2行あるが、Sygnum銀行がスイス銀行として初めてニューヨークのタイムズスクエアを仮想した場所にメタバース支店(ハブ)を開くと9月1日に発表。場所はDecentralandメタバースハブ内となっている。
 Sygnumは世界初のデジタルアセットバンクであり、グローバルに展開するデジタルアセットの専門銀行。Sygnum Bank AGのスイス銀行免許とSygnum Pte Ltdのシンガポール資本市場サービス(CMS)免許により、専門家や機関投資家(企業、銀行、その他の金融機関など)が安心感を持ってデジタル資産経済に投資できるよう支援している。……続きは本紙で。

【406】 2022年10月10日付 フィンテック最新事情(264)

守ることを意識した大会を開催
模擬サイバー戦争で戦う銀行たち
 
 
 ロシアのウクライナ戦争により、多くのセキュリティ専門家が、金融システムを含む米国の重要インフラへの攻撃に厳重な警戒態勢をとっている。その中で、米国金融サービス業界最大のサイバーセキュリティ・コンソーシアムは、銀行のサイバーセキュリティ・チームを互いに競わせ、現実の悪用に基づく模擬サイバー攻撃への対応で協力させるトーナメントを開催する予定であるとアメリカンバンカー紙(9月29日付)が報じた。
 国家と犯罪集団の融合と協力によってサイバー脅威が加速していると金融サービス情報共有分析センターは指摘しており、FS-ISACと技術パートナーのCyberbit社が共同で、サイバーセキュリティ意識向上月間である今年10月に、インターナショナル・サイバー・リーグFinancial Cupと名付けたトーナメント、一風変わったサイバー演習を実施するようである。……続きは本紙で。

【407】 2022年10月17日付 フィンテック最新事情(265)

企業は顧客を詐欺的サービスから守れるか
詐欺的サービスの拡大 FaaS

 サイバー空間がゆえに想像できないような出来事が現実化している最たるものがSaaS(Service as a Service)ではないだろうか。振り返ってみると、約25年前のインターネット社会の幕開けで登場した新しいコンセプト“マッシュアップ”。その意味は、現在のテクノロジーで表現すると、デジタルプラットフォーム上の全く別々の二つのサービスがAPI(アプリケーション・インターフェース)で相互に結び付き、それぞれのサービスを利用、もしくは提供し合うと説明できる。
 今日、よく使われるようになったSaaSから始まり各種形態をXaaXで表現している事は、この仕組みを使ったデジタルプラットフォーム上のマッシュアップと同義と考えてもいいだろう。その中で、最近よく話題になっているBaaS(Banking as a Service)とEmbedded Financeが今後の金融サービスの在り方、もしくは作り方についての方向性を示していると考えられる。一方でPayment Journal(10月3日付)が、金融業界及びそのサービスを受けているユーザーにとって驚くべき表現“詐欺的サービスの拡大で、金融機関はディストピア的な未来に直面しているのか?”の見出しで、詐欺的サービス(Fraud-as-a-Service:FaaS)を紹介している。ディストピア的とは反ユートピアつまり暗黒卿の世界を意味する表現である。……続きは本紙で。


【408】 2022年10月24日付 フィンテック最新事情(266)

メタバースへの関心は高止まり

SIBOS2022で語られたメタバース
 
  世界経済を支えるSWIFTが、非常手段としてロシアのウクライナ侵略に対する制裁措置に利用された事で大きな議論を呼んだ。
 そのSWIFTによる金融業界最大のイベントSIBOSが、10月10~13日に2年ぶりにオランダのアムステルダムで開催された。テクノロジー、規制、リスク、サステナビリティなど、最も影響力のあるトレンドについて議論されるSIBOSの場でメタバースがどのような議論になっているのか覗いてみた。……続きは本紙で。

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