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2013年6月17日

2013年6月17日付 第2756号

〈1面〉金融再編「個々の判断」 カギ握る広域連携  自民金融調査会
 
 自民党金融調査会は6日に佐久間英利・全国地方銀行協会会長(千葉銀行頭取)、簗瀬悠紀夫・第二地方銀行協会会長(名古屋銀行頭取)から金融業界の現状を聴取した。5月30日には國部毅・全国銀行協会会長(三井住友銀行頭取)から聴取している。13日には佐藤浩二・全国信用金庫協会副会長(多摩信用金庫理事長)と中津川正裕・全国信用組合中央協会会長(大東京信用組合会長)から聴取する。中小企業金融円滑化法の執行は企業との取引関係を変化させ、広域連携の流れから、新たな金融再編を予見させている。
 
〈2面〉東北地銀 共同で2つの地域ファンド組成 6次産業化後押し 三菱UFJ、みずほと連携
 
東北地方の地銀が機構、三菱UFJ、みずほと連携した2つの地域ファンドを誕生させる。成長産業である農林漁業の国内外での競争力を高め。雇用創出や地域経済活性化を担う。ファンドの存続期間は15年。
4~5年での黒字化を目指す。
 
〈3面〉太陽光発電事業で信託スキーム活用  みずほ信託
 
 みずほ信託銀行は、鹿児島県に建設予定の太陽光発電施設の信託を開始、その第一号案件として、特別目的会社(SPC)であつアイディアルソーラー合同会社(東京)との間で5月末に信託契約を締結した。
 
〈4面〉台湾の金融機関と提携  静岡銀
 
 静岡銀行は取引先の海外進出支援のため、台湾の中国信託ホールディングスと提携した。台湾は国内経済の急成長に加え、中国とのゲートウェイにもなっていることから進出ニーズが高い。同行はこれにより、アジアのネットワーク拡充を図る。
 
〈5面〉参加企業260社  神奈川県内8信金 初の合同商談会
 
 神奈川県内の8信用金庫(横浜、三浦藤沢、湘南、川崎、平塚、さがみ、中栄、中南)は11日に横浜市内で合同商談会「ビジネスマッチングwithかながわ8信金~Face to Faceから始まる新たなストーリー~」を開催した。中小企業の販路開拓を積極支援し、地域経済を活性化させるのが狙いで、260社が参加した。
8信金のパワーを結集し、新たなビジネスが生まれるか、期待が集まっている。
 
〈6面〉AIG富士生命 友野紀夫社長に聞く 「きらり」と光る会社に育てる
 
 今年2月、AIG富士生命(当時富士生命)の新トップに友野紀夫氏が就任した。それまでの破たんや合併などの経験から、「顧客に何が何でも迷惑をかけない」が原点という。「坂道をごろごろと、転がる石を止めて再度上げるのはしんどかった」と振り返りつつ、今度はAIGの生保への強い意志を感じ、恩返しを胸に登板した。業績は右肩上がりだが、「とにかくまだまだこんなもので満足しない」という。
 
〈7面〉リース強化に女性戦略 クレディセゾン 新分野開拓し成長加速
 
 クレディセゾンがリース・レンタル事業を強化している。中小企業や個人事業主を相手に2011年度から伸びが続き、12年度には取扱高を1000億円台に再び乗せた。営業人員に女性を戦略化するなど体制を強化しており、主力のクレジットカードとの複合営業を進めることで、5年以内に取扱高を倍増させる計画だ。
 
〈8面〉Runner  地域と取引先の抱える問題解決 湘南信用金庫
 
 湘南信用金庫は地域および取引先の抱える課題を解決するためにコンサルティング機能の強化に努めており、新たな施策を相次いで打ち出している。さらに、今年4月には営業統括本部内に専門的知識を有する職員で構成される「チーム湘南」を設置、外部機関とも連携し、顧客のさまざまな悩み、要望に応えていく方針だ。
株式会社 金融経済新聞社
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