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2023年5月15日

2023年5月15日 第3195号

1面


自治体DX、情報化 進む 総務省
専門職員増など顕著  体制整備の参考事例集も   


 総務省が自治体のDXや情報化推進についての調査結果を4月28日に公表した。推進担当の課室や職員数は確実に増え、職員育成の動きが加速していることが顕著だ。後押しのための「体制整備参考事例集」も取りまとめた。

2面(総合)

データサイエンス加速 三菱地所×一橋大
 伝統と革新の融合で


 一橋大学と三菱地所がデータサイエンス(DS)を軸にした共同研究に乗り出した。国立市のキャンパス内に連携拠点を立ち上げ、9月に稼働する。三菱地所は大手町、丸の内、有楽町いわゆる大丸有エリアでの実証実験で得た知見を生かし地域の交流拠点として整備、活用する。学生起業家の輩出も目指す。得られた成果については学術的、実践的な場で共有することで社会共通の重要な課題を解決する。
 

3面(総合)

 システム更改 7日に稼働 信組共同システム
 一部機能にオープン系基盤 アプリの利便性向上

 全国の信用組合が利用する信組共同システムの基幹システムが更改された。現場のニーズを踏まえ、不要な機能を削減し、営業店の業務や事務効率化を支援するとともに、フィンテックなどの新しい金融の動きにも柔軟に対応できるようになるという。システム更改は2015年以来、8年ぶり。今回で7度目となる。7日に運用を始めた。

 

4面(大手行・証券・保険)

さまざまな質問がとんだ
4社が純利益減少 大手証券5社・23年3月期決算
不安定な市場環境の影響大きく 自己株取得の動きも 
  
大手証券5社の2023年3月期)決算が出そろった。三菱UFJ証券ホールディングス(HD)を除き、いずれも純利益は減少と厳しい結果となった。物価高などに起因する金利上昇によって相場の不透明感が生じ株取引が減少。企業の資金調達も落ち込んだ。厳しい環境下において、いかに収益機会を見い出すか、各社の模索は続く。
 

5面(ノンバンク・ICT)

保険料振り込みペーパーレス 11月提供 NTTデータ
  銀行、保険 双方の業務効率化 池田泉州銀 ファースト利用者に
  
 NTTデータは銀行の保険窓販での保険料振り込みをペーパーレス化するサービスを11月に開始する。複数の銀行や生命と検討を重ねてきた。ファーストユーザーは池田泉州銀行。伝票処理の事務負担が減り、人的な作業ミスの減少を見込む。最終目標の銀行窓販完全ペーパーレス化、保険募集キットのペーパーレス化への第1ステップと位置付ける。銀行、保険双方の業界の業務効率化、SDGs貢献を目指す。
 

6面(地域金融)

総還元性向50%以上に引き上げ 北国FH
 PBR中長期に1倍以上 経営戦略を更新

 北国フィナンシャルホールディングス(FH)は資本効率の改善テンポを速める。株主還元の基本方針として総還元性向を50%以上に引き上げる。自社株買いは継続して行い、2024年3月期は総額90億円を計画する。自己資本比率は10%前後を保持し、期間損益・余剰資本は新事業への投資と株主還元に充てる。資本コストは資本価値価格モデル(CAPM)に基づき7%と想定。中長期的にはその水準を上回るROE8%を達成し、PBR1倍以上を目指す。

7面(信金・信組)

祇園祭を支援 京都信金
 クラファンにリターン提供 交流拠点で山鉾辻回し観覧
 
 

8面(文化)

【Runner】メットライフ生命
セミナーの「質」向上 トップオブトップ切磋琢磨


2023年はメットライフ生命が営業を開始してから半世紀の節目だ。金融教育やIT教育、産学連携の取り組みにおいてもグローバル企業の知見を生かし、新たな価値を提供し続けることを改めて誓う。とりわけ金融全般への啓発を目指すセミナーの質向上に力が入る。先月には金融教育や資産形成セミナーなどのプロフェッショナルであるPlanSmart?(プランスマート)認定講師を集め対面イベントを開いた。
 
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