本文へ移動

8月

【356】 2021年8月9日付 フィンテック最新事情(214)

デカコーン買収は今後も見られそうだ
SquareがAfterpayを290億ドルで買収


昨年コロナ・パンデミックに突入する前の1月にVISAが53億ドルという大金を投じたフィンテックPlaid買収の話題で沸いたフィンテック業界。その後、規制当局の判断で破談となってしまい、世の中もパンデミックに突入。2020年は感染予防のためのデジタルサービスの有効性が広く認識された1年だった。金融サービスにおいては、eコマースの激増を背景にペイメント業界における新しい波とも言えるクレジットカードに対抗する無金利の分割払いのペイメントサービス“Buy Now Play Later”(BNPL)を導入するサービスとその利用者の増加が世界中に広がった。
 そのBNPLの聖地ともいわれるメルボルンで14年に設立され、評価の高いフィンテックAfterpayが買収されるというビッグニュースが8月2日の各紙から飛び込んできた。手掛けたのはTwitter共同設立者(2006年設立)としても有名な起業家ジャック・ドーシーが09年に共同設立者として立ち上げたペイメント・フィンテックSquare。その価格はAfterpay最終株価に対して、30%増のプレミアム価格である290億ドル(3兆円超)に及ぶという。 ……続きは本紙で。

【357】 2021年8月23日付 フィンテック最新事情(215)

21年後半もフィンテック投資に注目だ
記録破りのグローバル・フィンテック投資 2021年上半期
 
 
フィンテックの投資動向に関するKPMGの年2回のレポート“Pulse of Fintech 2021年上期版”発行に関するニュースリリースに“記録破りのフィンテック投資”のタイトルがつけられている(2021年8月10日付)。コロナ渦の中で存在感を強めているデジタルネイティブのフィンテック、その概要を紹介する。
 M&A、PE、VCの取引全体にわたるグローバルなフィンテック資金調達は、21年上半期に新たなレベルに急上昇した。手元資金の増加、フィンテックのハブとサブセクターの多様化、および世界中での活発な活動が、2021年上期の記録的な投資に貢献。投資資金は20年上半期の871億ドルから21年上半期の980億ドルへと増加した。また、フィンテックの評価額も投資家が魅力的でパフォーマンスの高いものと捉えられ続けたため、21年上半期も非常に高いままで推移している。……続きは本紙で。

【358】 2021年8月30日付 フィンテック最新事情(216)

PayPalは従来のBNPLのビジネスモデルを一変させた

Paypalの延滞料無料によりBNPLモデルが混乱 

 

当コラムで紹介した最近のBNPLの見出し、 “ニューノーマル、パンデミック後のペイメントの急激な進化 BNPL” (351号6月28日付)、“クレジットカードの無利子カードとBNPLの戦い”(353号7月12日付)、“SquareがAfterpay を290億ドルで買収”(356号8月9日付)からBNPLサービス市場の動きを感じとって頂けると思う。特に、パンデミックでクレジットカード・ビジネスの落ち込みと収益減に直面した銀行経営に焦点が当てられ、ますます全世界市場でのBNPLサービスの広がりに注目が集まっている。
 そうした中で、BNPL市場を揺るがすビッグニュース“PayPalが延滞料を無料にしたためBNPLモデルが混乱”がPayment Journal(8月18日付)から送られてきたので概要を紹介する。
 ……続きは本紙で。


株式会社 金融経済新聞社
(キンケイ)
〒104-0045
東京都中央区築地7-12-14
TEL.03-6264-0881

・「金融経済新聞」(週刊)の発行
・小冊子の発行

 
4
3
7
1
5
3
TOPへ戻る